国際大会

ヨーロッパスマッシュ2026の結果詳細

当初の予定が変更され、WTTチャンピオンズ横浜2026と開催にってが重複してしまいました。本戦からの出場であれば、横浜で最終日を戦ってもギリギリ間に合いましたが、万全の状態でヨーロッパスマッシュに臨むのは不可能でした。より重要なスマッシュを選んで、チャンピオンズ横浜を回避した選手もいました。

日程が厳しくても頑張るしかない早田ひな選手は、シングルスとみわひなペアでダブルスに出場しました。

シングルスは申裕斌選手にほぼ負けの状態から勝利をもぎ取り、準々決勝で蒯曼選手と再戦しました。負けてベスト8でしたが、収穫の多い試合でした。

ダブルスは安定したプレーで期待通り決勝に進み、決勝では強い香港ペアに競り勝って見事、目標通りに優勝しました。

*アイキャッチ画像はこちらの動画からの引用です。

大会の仕様

  • オリンピック、世界卓球選手権大会(個人戦)と同列のWTTシリーズ最上位大会です。
  • 年間最大4大会開催可能です。2024年から年4回開催されるようになりました。
  • 本戦8日、予選2~3日のゆったりした日程。
  • シングルス、ダブルス、混合ダブルスの3種目を実施。
  • シングルスの本戦は64名、うち8名は予選64名を通過した選手。予選のワイルドカード枠は6名。
  • ダブルス24ペア、混合ダブルス24ペア(共に予選なし)。
  • シングルスは本戦、予選合わせて各協会から6名までしか出場できません。また世界ランク上位者から優先出場となっています。
  • 世界ランク20位以内の選手参加規制はありません。
  • シングルスのワイルドカード枠4名、WTT推薦枠3名。
  • 同一協会からダブルス、混合ダブルスには最大で4選手出場できますが、同一協会同士のペアはワイルドカードを除いて1ペアしか出場できません。ワイルドカード枠4ペア、WTT推薦枠なし。そのためチャイナスマッシュだと24ペア中最大5ペアが中国人ペアになります。
  • 出場資格を持つ選手が病気や怪我以外の理由で辞退した場合、ペナルティの対象でしたが、これは2025年4月以降廃止されました。グランドスマッシュは強制参加でなくなりました。
  • シングルスのシード数は16。(2022年までは8。)
  • シングルスの準々決勝、準決勝、決勝のみ7ゲームマッチ、他はすべて5ゲームマッチ。
  • 優勝選手には2,000ポイントが付与されます。WTTチャンピオンが1,000ポイント、WTTスターコンテンダーが600ポイントですからダントツの高さです。

ヨーロッパスマッシュ2026

ヨーロッパスマッシュースウェーデン2026が正式名称です。2連続スウェーデンでの開催になりましたが、今回会場の都合で日程を変更するという大失態をやらかしたことから、来年は違う国で開催されるかも知れません。

開催日程変更

WTTチャンピオンズ横浜2026に続いて開催されるヨーロッパスマッシュ2026、当初は中3日の8月13日開催でしたが、その後変更されてなんとチャンピオンズ横浜で準々決勝が行われる8日開催になりました。本戦は10日からだし、横浜で最終日を戦った選手は早くても初戦を11日にするなどの配慮がなされるとしても、ひどい話です。

変更の理由は会場の都合と聞きましたが、グランドスマッシュという最上位大会をチャンピオンズと重複開催するなんてあんまりです。

ネット中継

  • WTTがYoutubeチャンネルでT1からT4をリアルタイム配信しました。(日本では全テーブル視聴制限あり。)
  • テレビ東京卓球チャンネルがT1の日本人選手以外の試合をリアルタイム配信しました。
  • テレビ東京がU-NEXT(有料)で日本人選手の試合を、日本語実況解説付きでリアルタイム配信しました。日によってT1以外のテーブルも対象になりましたが、配信対象にならないテーブルもありました。
  • 一部のテーブルで行われた日本人選手の試合をリアルタイムで視聴することは、日本では視聴制限によりできない日がありました。
  • 日本人選手以外の試合も観たいという人にとっては迷惑この上ない運用でした。
  • テレビ東京卓球チャンネルで公開されるアーカイブ、日本人選手の試合は大会開催期間中はハイライトのみです。大会終了後、1週間程度でフル動画のアーカイブが公開されると思われます。

テレビ東京によるこの対応は、残念ながら固定化されてしまったようです。もうあきらめてVPNで視聴制限を突破するのが良さそうです。

シングルス出場選手

世界ランク(ほぼ)上位48名の顔ぶれです。最上位大会だけあって、ランキング上位選手がびっしり並んでいます。なお孫穎莎選手は怪我のためキャンセルになりました。

早田ひな選手はWR7位で第6シードでした。

シングルス出場選手

日本人選手で出場したのは張本美和選手、早田ひな選手、大藤沙月選手、橋本帆乃香選手、伊藤美誠選手、長﨑美柚選手、木原美悠選手(WTT推薦)です。

シングルス:ベスト8

ドローの結果R16で申裕斌選手と、準々決勝で横浜で完敗した蒯曼選手と再戦することになりました。申裕斌選手との試合では実力が思うように出せず、ほぼ負け確定の状態に追い込まれましたがそこから逆転勝利をつかみ取りました。

わずか8日前に横浜で完敗した蒯曼選手との再戦では、ゲームカウント1-3からフルゲームに持ち込みましたが惜しくも負けてしまいました。それでも完敗を惜敗に変えられたし、通用するプレーとまだまだ足りないプレーがはっきり分かるなど非常に収穫の多い試合になりました。

R64(1回戦)

フランスの袁佳楠(ユアン・ジアナン)選手との対戦でした。

フランスの袁佳楠(ユアン・ジアナン)選手

頑張って勝ちました。袁佳楠選手強かったです。

袁佳楠(ユアン・ジアナン)選手との対戦のスコア表

  • 第1ゲーム、接戦で競った展開が続き、8-8まで競ります。ロングサーブを回り込みフォアハンドドライブでエースして9-8とし絶叫します。10-9でサーブ3球目攻撃を決めて11-9でこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、流れを掴んで8-2と大量リードしますが、8-5と追い上げられてタイムアウトを取ります。冷静になれたのかそのまま11-5でこのゲームも取ります。
  • 第3ゲーム、点差の開かない展開が続きます。ともに長い展開を好み打ち合いでミスした方が失点します。デュースになり、サービスエースの取り合いが続きますが12-12からのレシーブで練習の成果を出して得点し、大きな声でベンチを振り返ります。最後サーブ3球目を狙いすましたバックハンドで決めて14-12で勝ち切りました。

早田ひな選手、横浜からの移動直後の初戦にしては良い状態だと思いました。

フル動画。

公開待ち。

ハイライト。

R32(2回戦)

香港の蘇籽童(スー・ズートン)選手との対戦でした。予選を通過した17歳、左シェーク裏裏ドライブ型です。初対戦です。

香港の蘇籽童(スー・ズートン)選手

蘇籽童選手が強くてびっくりしましたが、勝ててよかったです。

蘇籽童(スー・ズートン)選手との対戦のスコア表

  • 第1ゲーム、接戦で点差が開かない展開が続き8-8まで競ります。そこから勝負強さを見せて11-8でこのゲームを取ります。蘇籽童選手強いです。
  • 第2ゲーム、蘇籽童選手の勢いを抑えられず9-9まで競ります。そこから蘇籽童選手のサービスミスとラッキーなネットインで11-9でこのゲームも取ります。このゲームは際どかったです。
  • 第3ゲーム、同じ戦い方を続けますが競った展開が続いて7-10とゲームポイントを握られます。この試合、早田選手は比較的静かですが、要所ではしっかり吠えますし、状態は良いです。粘ってデュースにしますが、最後アンラッキーなネットインで(第2ゲームの最後と逆の卓球あるある)10-12でこのゲームを落としてしまいます。
  • 第4ゲーム、戦い方を大きく変えず競った展開が続きます。7-8からの1本は得点したものの納得行かなかったのか首をかしげます。8-8からこの試合1本も得点できなかったハイトスサーブを2本出し、2本目はサービスエースで早田選手と森聡詩コーチが大きく吠えます。最後10-9から打ち合いを制して11-9で勝ち切り、静かに右手拳を何度も振りました。

U-NEXTの解説は吉村和弘選手で、選手目線でものすごく分かりやすかったのですが、蘇籽童選手の強さを称えていました。早田ひな選手は向かってくる若い選手と意図的に真っ向勝負を選択したのかも知れませんが、勝てて(負けなくて)良かったです。

フル動画。

公開待ち。

ハイライト。

試合結果を伝える記事。

R16(3回戦)

韓国の申裕斌選手との対戦でした。

韓国の申裕斌選手

誰もが負けを覚悟する試合を逆転でもぎ取りました。しびれました。

  • 第1ゲーム、今日は両ハンドが致命的に入らず1-6と大量リードを許します。粘って修正しますが、最後もフォアハンドがオーバーになって6-11でこのゲームを落とします。修正できないと負けます。
  • 第2ゲーム、今日の申裕斌選手は状態が非常に良く、早田選手が両ハンドを修正できてやっと互角です。得点できる技術を惜しみなく投入して11-6でこのゲームを取り返します。両ハンド、入るようになりました。間に合って良かったです。
  • 第3ゲーム、苦しい展開ですが、リードを広げられるようになり、絶叫がアリーナに響きます。今日は吠えないと勝てません。第1ゲームとは別人のようなプレーで10-5とゲームポイントを握りますが、そこから逆襲にあって10-9にされます。たまらずタイムアウトを取り、次のサーブをどうするか相談します。タイムアウト開け後のサーブでエースして、11-9でこのゲームを取り切ります。際どかったです。
  • 第4ゲーム、競った展開が続きますが、申裕斌選手の攻撃力の高さを抑え切れずリードを広げられます。今日は何故かタイミングが合わないことが多いです。早田選手らしさを出せず6-11でこのゲームを落としてしまい、勝負は最終第5ゲームへ。
  • 最終第5ゲーム、サーブレシーブが良くない、ラリー戦の勝率が低いことから1-5スタートとなります。今日の申裕斌選手はいつもより強いです。3-7、6-9となり今日は泣く日なのを覚悟します。それでもあきらめずに両ハンドを振り続け、9-9で追い付きます。早田選手は静かでしたが、森聡詩コーチは3連続で吠えました。9-10とマッチポイントを握られてからサーブ3球目をフォアハンドで決めてデュースにします。10-10からこの試合初めてチキータレシーブでエースして、前かがみになりながら絶叫、森聡詩コーチの雄叫びとシンクロした咆哮がアリーナに響きます。11-10から逃げ切るにはこの1点しかない、これを逃したらもうチャンスはないなという状況で、サーブ3球目をバックハンドでミドルに突いて得点し、静かに右手拳を突き上げました。信じられない展開でした。

早田ひなファンの多くが負けを覚悟した試合だったはずです。あの劣勢の最終ゲームを逆転で取り切るには、早田ひな選手は世界中から目に見えないものを惹き寄せる必要がありました。卓球の神様にも味方してもらいました。

フル動画。

公開待ち。

ハイライト。

勝利後のオンコートインタビュー。サインボール打ち込みのファンサービスもあります。

WTT公式Xのポスト。

ダブルス準決勝終了後のバックステージインタビューで、この試合の最後の場面について話しています。必見です。

テレビ東京制作の公式動画。

試合結果を伝える記事。

準々決勝

蒯曼選手との対戦でした。8日前横浜で完敗したばかりです。巡ってきた再戦のチャンス、ノープレッシャーで楽しみたいです。

蒯曼選手

ゲームカウント1-3からフルゲームに持ち込みましたが惜しくも負けてしまいました。

蒯曼選手との対戦のスコア表

  • 第1ゲーム、横浜よりサーブレシーブを改善したことでリードできるようになります。ラリー戦でも積極的なコース変更が効きます。期待を持たせるプレー内容で11-7でこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、蒯曼選手の素晴らしいプレーが決まるようになり、逆に早田選手に焦りが出てミスが増えます。同じパターンの失点を繰り返し、5-11でこのゲームを落とします。
  • 第3ゲーム、ミスしない蒯曼選手に対し、早田選手はわずかに両ハンドの精度が足りず強打がミスになるケースが増えます。完全に流れを渡してしまい、3-11でこのゲームも落とします。
  • 第4ゲーム、第3ゲームと同じパターンを繰り返してしまい、リードを広げられます。6-11でこのゲームも落としてしまい、横浜と変わらない結果になるのかと思われました。
  • 第5ゲーム、ミスが減って攻撃が決まるようにり、リードを広げる展開が続きます。11-3でこのゲームを取り返します。
  • 第6ゲーム、点差が開かない展開が続いて9-9からデュースになります。バックサーブに変えて3球目を回り込みフォアハンドで決めて吠えます。12-10でこのゲームを取って右手拳を突き上げます。
  • 最終第7ゲーム、6-2とリードしたものの、この試合の象徴的なプレーの再現で追い上げられ、7-9と逆転されてしまいます。まだまだ感じる実力差が反映されて8-11で敗戦となりました。それでもゲームカウント1-3からフルゲーム8本まで粘れたことで得た収穫には非常に大きいものがあるはずです。

強い蒯曼選手に勝たせてもらえませんでしたが、それでも横浜での完敗を惜敗に変えられたし、通用するプレーとまだまだ足りないプレーがはっきり分かるなど非常に収穫の多い試合になりました。

フル動画。

公開待ち。

ハイライト。

Top 10 Points。

ダブルス:優勝

同じ国の選手によるペアは基本的に1組しか出場できないグランドスマッシュに、USスマッシュ2026に続いてみわひなペアが選ばれたことの意味は大きいです。

みわひなペア

みわひなペアは第1シード、強気の二人が目指したのは優勝しかありません。USスマッシュ2026では決勝で世界最強の蒯曼/王曼昱ペアに負けており、そのリベンジを狙ったはずです。

ダブルス出場ペア

みわひなペアは順当なら準々決勝で王芸迪/陳熠ペアに当たる普通に厳しいドローでした。安定したプレーで期待通り決勝に進みました。反対の山では香港の杜凱琹/呉詠琳ペアが蒯曼/王曼昱ペア、申裕斌/朱芊曦ペアを撃破する波乱がありました。決勝では強い香港ペアに競り勝って見事、目標通りに優勝しました。

R16(2回戦)

アドリアーナ・ディアス/橋本帆乃香の国際ペアとの対戦でした。

アドリアーナ・ディアス/橋本帆乃香の国際ペア

快勝でした。

アドリアーナ・ディアス/橋本帆乃香の国際ペアとの対戦のスコア表

  • 第1ゲーム、安定したプレーでリードを保つ展開が続きます。無理して攻めなくても国際ペアがミスしてくれます。いつものように早田選手は得点時に声を出し、張本選手はミスした時に声を出す平常運転です。危なげなく11-6でこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、ラリー戦になっても無理せず台に入れるプレーを選択し、着実に得点を重ねます。このゲームも危なげなく11-4で取ります。
  • 第3ゲーム、しっかり攻撃もして11-4で勝ち切りました。

みわひなペア、強かったです。

フル動画。

公開待ち。

ハイライト。

準々決勝

陳熠/王芸迪ペアとの対戦でした。WC選出の中国第2ペアです。

陳熠/王芸迪ペア

楽勝ペースから負けそうな展開に変わりましたが、何とか逃げ切りました。勝てて良かったです。

陳熠/王芸迪ペアとの対戦のスコア表

  • 第1ゲーム、安定したプレーでみわひなペアがリードを広げる展開が続きます。中国ペアはミスが目立ちます。危なげなく11-4でこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、流れをつかんで9-2と大量リードします。中国ペアは調子が上がりません。一方的な展開となり11-3でこのゲームも取ります。
  • 第3ゲーム、楽勝ペースかと思いきや、中国ペアのミスが減ってみわひなペアの苦手なコースを突くようになります。みわひなペアは良く動けているし、得点時の咆哮もシンクロしています。中国ペアが本来の力を出して接戦になる中、9-11でこのゲームを落としてしまいます。
  • 第4ゲーム、点差が開かない展開が続いて9-9まで競ります。流れ的にフルゲームにされたら負けてしまいそうな雰囲気の中、レシーブエースで10-9として前かがみになりながら絶叫します。最後張本選手がフォアハンドを振って11-9で逃げ切りに成功し、控えめに喜びを表現しながら二人でガッチリ握手しました。

展開が悪くなっても勝てる試合で勝ち切ることが重要です。中国ペアにそれをされて悔しい思いをすることが多いわけですが、この試合ではみわひなペアが譲りませんでした。勝ててよかったです。

フル動画。

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ハイライト。

準決勝

長﨑美柚/金娜英の国際ペアとの対戦でした。強敵です。

長﨑美柚/金娜英の国際ペア

みわひなペアが実力を発揮してストレート勝利でした。

長﨑美柚/金娜英の国際ペアとの対戦のスコア表

  • 第1ゲーム、みわひなペアが安定したプレーでリードを保つ展開が続きます。動けているし、良く声がでています。数時間前のシングルスR16でやや不調だった早田選手の状態が心配でしたが、全く問題ありませんでした。11-6でこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、接戦で5-5まで競りますが、そこから流れをつかんでリードします。早田選手、いつも通りのプレーができています。最後張本選手のサーブ3球目をフォアハンドでストレートコースに決め、11-6でこのゲームも取ります。
  • 第3ゲーム、国際ペアの逆襲にあい、追いかける展開が続きますが7-7で追い付きます。9-9から張本選手のサーブを長﨑選手がチキータした3球目を早田選手が身体を倒しながらフォアハンドでストレートコースに決めて吠えます。そのまま11-9で勝ち切って決勝進出を決めました。

みわひなペア、強いです。相手ペアに攻め込まれ流れを渡しそうになっても崩れません。決勝も楽しみです。

フル動画。

公開待ち。

ハイライト。

決勝

香港の杜凱琹(ドー・ホイカン)/呉詠琳(ウー・インラン)ペアとの対戦でした。準々決勝で蒯曼/王曼昱ペア、準決勝で申裕斌/朱芊曦ペアを撃破しており、今大会絶好調です。

香港の杜凱琹/呉詠琳ペア

実力を出し切って競り勝ちました。香港ペア、強かったです。

杜凱琹/呉詠琳ペアとの対戦のスコア表

  • 第1ゲーム、みわひなペアが落ち着いたプレーでリードを保つ展開が続きます。二人共状態良さそうです。終盤抜け出して11-6でこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、香港ペアがリードを保つ展開が続きます。みわひなペアは動けているし、良く声が出ています。逆転して9-6としますが、そこから香港ペアの逆襲にあい、最後不運なネットインもあって9-11でこのゲームを落としてしまいます。終盤流れを渡してしまいました。
  • 第3ゲーム、強打にミスが出て追いかける展開になりますが、すぐに追い付きます。4-4から早田選手の弱点であるフォアサイドに振られたボールに飛びついて返球し、呉詠琳選手が空振りして絶叫します。10-7でゲームポイントを握ったものの、香港ペアの攻めたプレーでデュースに持ち込まれます。11-11から張本選手がサービスエースしますが、やや遅れて主審がレットをコールします。TTRの結果レットではなく12-11になります。最後台上技術で香港ペアのミスを誘って13-11でこのゲームを取り切り、絶叫します。このゲームを取り切れたのは大きかったです。
  • 第4ゲーム、決勝戦に相応しいレベルの高いプレーの応酬が続きます。両ペア譲らず点差が開かないまま9-9まで競ります。フルゲームにしないで勝ちきりたいところ、呉詠琳にチキータレシーブさせたボールを早田選手が狙い打って決めチャンピオンシップポイントを握ります。最後打ち合いを制して11-9で勝ち切り、両手を突き上げて喜びを表現しました。

今日は張本美和選手が自身のプレーに納得が行かないところが多かったと思いますが、それを早田ひな選手が(申裕斌戦とは別人のような)安定かつ攻撃的プレーでカバーしました。どちらかが100%のパフォーマンスを出せない時でも支え合い励まし合って勝利を手繰り寄せられるペアが最高です。

フル動画。

公開待ち。

ハイライト。

優勝後のオンコートインタビュー。

表彰式。

公開待ち。

WTT制作、優勝の瞬間から恒例のセルフィーまで。

まとめ

  • シングルスはドローが出た時点で、絶対に準々決勝に進んで蒯曼選手と再戦するのが目標になったはずです。ところがR16の申裕斌戦でなぜかいつもの実力が出せずにフルゲームになります。最終第5ゲームも劣勢で、多くのファンが負けを覚悟したところ、驚異的な粘りで勝利をもぎ取りました。この逆転勝利がなければ、蒯曼選手の再戦もありませんでした。
  • 勝利後のオンコートインタビューでかすかに涙ぐみながら「最後の1本まであきらめずに応援して下さる皆さんのために、最後まで負けても頑張りたいと思って頑張りました」と話していたのが印象的でした。
  • 横浜での完敗からわずか8日、蒯曼選手との再戦はゲームカウント1-3でまた完敗するのかと思われたところからフルゲームに持ち込み、勝たせてもらえませんでしたが非常に収穫の多い試合になりました。通用するプレーとまだまだ足りないプレーがはっきり分かったはずです。それをこれからの練習に反映させれば良いのです。
  • シンガポールスマッシュに続いてグランドスマッシュで張本美和選手とペアを組ませてもらえたことの意味は非常に大きいです。そのチャンスを活かすためにも今大会のペアの目標は蒯曼/王曼昱ペアに勝って優勝することだったはずです。
  • みわひなペアは順当なら準々決勝で王芸迪/陳熠ペアに当たる普通に厳しいドローでしたが、安定したプレーで期待通り決勝に進みました。反対の山では香港の杜凱琹/呉詠琳ペアが蒯曼/王曼昱ペア、申裕斌/朱芊曦ペアを撃破する波乱がありました。蒯曼/王曼昱ペアとの再戦は次の機会に持ち越しになりました。
  • 決勝では強い香港ペアに競り勝って見事、目標通りに優勝しました。この優勝でみわひなペアは世界ランク1位になれたし、当面は有利なシードで大会に臨めます。そしてそれはロサンゼルスオリンピックの女子ダブルスペアの選考に大きく作用します。

おまけ

みわひな優勝セレモニー後

優勝した選手、ペアはみな優勝トロフィーとともに記念撮影をしています。

みわひな優勝セレモニー後の記念撮影

引用:WTT公式アカウントのXポスト

優勝者だけが参加できる動画

WTT公式が制作したショート動画です。

大会終了後

早田ひな選手からのメッセージ

インスタグラムストーリーズに次の趣旨の投稿をしていました。

  • 応援ありがとうございました。
  • 収穫の多い大会でした。
  • 美和ちゃんダブルスペア組んでくれてありがとう。

上位大会では準々決勝で四天王クラスと当たります。現状この準々決勝の壁が厚く・高く越えるのが難しいですが、前だけを向いて強くなるしかありません。

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