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WTTファイナルズ香港2025の結果詳細

WTTファイナルズ香港2025は、完全招待制で2025年のWTTシリーズの成績トップ16名しか出場できない特別な大会です。シード数は4しかないため、初戦(R16)を突破するのも大変で、かつドロー運の要素が強い大会になっています。が、初戦に勝てば265ポイントも手にできます。WTTシリーズで結果を出した上位16名だけが出場できる、ボーナスステージのようなものとも言えます。

早田ひな選手がパリオリンピック後に試合に復帰できたのはWTTファイナルズ福岡2024でした。あれから1年、2025年を締めくくる大会です。

早田ひな選手は残念ながら万全な状態で試合に臨めず、蒯曼選手に完敗して初戦敗退でした。

*アイキャッチ画像はこちらの動画からの引用です。

WTTファイナルズ

  • シニア向けWTTシリーズの上から2番目の大会です。
  • 年間最大1大会のみ開催可能です。
  • シングルスと混合ダブルスを実施。出場人数はシングルス16名、混合ダブルス7ペア+ワイルドカード1ペア。(世界ランク上位者のみが招待される特別な大会。)
  • 出場選手はWTTファイナルズ専用ランキングにより決定されます。
  • 各協会からの出場人数に上限なし。
  • シングルスのワイルドカード枠、WTT推薦枠なし。
  • シングルスのシード数は4。
  • 混合ダブルスは4チームずつの2グループでリーグ戦を行い、上位2チームが準決勝から始まるトーナメント戦に進出します。
  • 招待された選手が病気や怪我以外の理由で辞退した場合、ペナルティの対象となります。
  • シングルスは全試合が7ゲームマッチ。(2025年3月までは準決勝と決勝のみ7ゲームマッチ)
  • 試合はテーブル1台のみで進行されます。
  • 優勝選手、ペアには1,500ポイントが付与されます。

完全招待制でWTTシリーズで結果を出した選手だけが出場できる、強い選手ばかりだけど16名しかいないのにWRポイントが高い、TOPランカーを優遇しているという印象です。

出場するだけで(初戦敗退でも)100ポイント獲得できます。ドロー運に恵まれて初戦が(中国四天王でなくて)勝ちやすい相手でベスト8に入れたら265ポイントです。

付与されるWRポイント表

この配点の高さは出場できた選手にとってはチャンスと言えます。

WTTファイナルズ香港2025

ネット中継

試合はT1のみ(放送用の超豪華なテーブル1台だけ)で行われました。

  • WTTがYoutubeチャンネルで全試合をリアルタイム配信しましたが、日本は地域制限のため視聴できませんでした。
  • テレビ東京卓球チャンネルが日本人選手以外の試合を配信しました。
  • 日本チームの試合はU-NEXTで日本語実況付きで配信されました。日本では、日人選手の試合はU-NEXTでしか視聴できませんでした。
  • 試合終了後24時間以内に、日本チームの試合のみハイライトが、それ以外はフル動画のアーカイブがテレビ東京卓球チャンネルにアップされました。日本チームの試合のフル動画は約1週間後から公開される予定です。
  • BSテレ東が連日放送しました。

シングルス出場選手

2025年にWTTシリーズで結果を出した16名がびっしり揃っています。ほぼ世界ランキング上位16名です。早田ひな選手はWR10位でした。

シングルス出場選手

日本人選手で出場したのは張本美和選手、伊藤美誠選手、早田ひな選手、橋本帆乃香選手、大藤沙月選手、長﨑美柚選手の計6名でした。

ドロー

ドローの様子はYouTubeで生配信されました。

早田ひな選手は初戦で蒯曼選手と、準々決勝で大藤沙月選手か橋本帆乃香選手と対戦するドローになりました。

ドロー結果

前日練習

左太ももに黄色いテーピングがあります。

試合結果:ベスト16

混合団体ワールドカップの最後の2日間に起用されなかったのは、左太ももの痛みによるものだったそうです。それはまだ癒えていなかったようで、左太ももに黒いテーピングを何本もした状態で試合に臨みました。が、状態が良く強い蒯曼選手に勝てる状態ではなく、ストレートの完敗でした。

R16

蒯曼選手との対戦でした。現四天王のひとりです。

蒯曼選手

今日は勝てる状態ではありませんでした。でも最後まで戦う姿勢を見せてくれました。

蒯曼選手との対戦のスコア表

蒯曼選手が強すぎることに加え、早田ひな選手は左太ももの痛みの影響からか本来のパフォーマンスを発揮できず、ミスを連発しました。今日のことは忘れて、回復に専念しましょう。

フル動画。

公開待ち。

ハイライト。

試合後のインタビュー。必見です。今年1年を振り返って涙を流しています。

試合結果を伝える記事。

まとめ

  • 混合団体ワールドカップの最後の2日間に起用されなかったのは、左太ももの痛みによるものだったそうです。それはまだ癒えていなかったようで、状態が良く強い蒯曼選手に勝てる状態ではなく、ストレートの完敗でした。
  • 蒯曼選手に完敗したことは忘れて、怪我を治すことに専念しましょう。

大会終了後

準備中。

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