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2026年は強化を図りながらWR8位復帰を目指したい

怪我からの復帰を目指した2025年は、国際大会遠征の移動中の不注意から尺骨神経を痛めてしまい、大好きな卓球をしたくないと思うほどつらい期間も経験しました。それを乗り越え、WTTスターコンテンダーロンドン2025で準優勝、運良く出場できたWTTチャンピオンズフランクフルト2025で優勝(共に決勝の相手は張本美和選手)することができ、長かったトンネルから抜けることができました。

4連覇を目指した2026年全日本選手権大会では、3年連続で張本美和選手と決勝を戦いましたが、恐ろしく強くなった張本美和選手に惜敗して準優勝でした。でもその大会、早田ひな選手はバック面のラバーをザイア03に変えて臨んでいました。

早田ひな選手は2026年をどう戦えば良いのか、ファン目線で勝手に目標を考えました。チームひなの目標はもっと高いところにあるかも知れませんが、2026年中に世界ランクを上げておかないと危ないという認識はあるはずです。

*アイキャッチ画像は早田ひな選手のインスタグラムからの引用です。

激変した世界トップの顔ぶれ

2025年中に、世界トップの顔ぶれに大きな変化がありました。左は2025年3月の世界ランクトップ10です。右は2025年末です。

激変した世界トップの顔ぶれ

  • 早田ひな選手は怪我の影響もあって世界ランクを13位まで落としましたが、10位まで戻しました。
  • 蒯曼選手が新四天王に割って入りました。
  • 朱雨玲選手が不死鳥のように蘇り、2026年2月には4位になりました。
  • 陳熠選手が上位大会で結果を出し、四天王に迫って来ました。

2025年はシードが有利になるWR8位以内をキープしたいところでしたが、蒯曼選手の成長、朱雨玲選手の復活、陳熠選手の台頭によりWR8位に復帰するのも難しい状況に変わりました。

「このままだと中国四天王には一生勝てない」

早田ひな選手は「このままだと中国四天王には一生勝てない」ことを自覚しています。もっと強くならないと四天王には勝てないし、世界ランクも上げられません。日本人選手2番手以内ならWRによりロサンゼルスオリンピックのシングルス出場資格を得ることは可能ですが、ロサンゼルスオリンピックは出場が目標ではなく、金メダルを目指すことが目標です。そのためにはどうしても強くなる必要があります。

そのため、2025年は強化を図りつつ、WR8位復帰を目指したいです。WR8位なら、トップ選手が全員出場しても、準々決勝まで四天王と当たることはありません。シード5位から7位の選手とは準決勝まで当たりません。(シード数が4しかないWTTファイナルズを除きます。)

日本人選手4番手以内は必須

2026年もグランドスマッシュが4大会、チャンピオンズが6大会開催されます。グランドスマッシュのNER(国別選手数制限)は6名、チャンピオンズのNERは4名なので、日本人選手4番手以内でいることは必須です。5番手に落ちるとチャンピオンズに(幸運なケースを除いて)出場できなくなります。

大会に出るより強化のための練習に時間を使いたい場合もあると思いますが、失効するWRポイントを補充できないで日本人選手5番手以下になってしまうと、復帰に時間を要しますし、四天王クラスとの対戦機会を逸するわけには行きません。そのため、大会に出るか、国内で強化に時間を使うかの判断は難しいものになります。

WRポイント付与ルールの改定の影響

2026年からWRポイント付与ルールが改定されました。これにより、特に上位大会においてベスト4、ベスト8、ベスト16に付与されるポイントが大きく増量され、現状に見合ったものになりました。

付与されるWRポイント一覧

  • グランドスマッシュのベスト8はスターコンテンダー優勝並み。
  • グランドスマッシュのベスト16はコンテンダーの優勝並み。
  • チャンピオンズのベスト8はコンテンダーの準優勝並み。

この改定により、グランドスマッシュとチャンピオンズでベスト8にはほぼ行ける、問題は準々決勝の壁の突破だという選手は、コンテンダーは無視していいと思います。スターコンテンダーはエントリー的に優勝を狙えそうなら出場するのはアリでしょうか。

ダブルスも大事

ロサンゼルスオリンピックでは男女ダブルスが復活しますし、団体戦は混合団体に変わります。シングルスの出場資格はWRで決まりますが、ロサンゼルスオリンピックに出場するならダブルスを無視するわけには行きません。

ダブルスは各国1ペアしか出場できませんが、早田ひな選手推しの僕は「みわひなペア」で金メダルを目指して欲しいです。第2シード以内でロサンゼルスオリンピック本番に臨み、中国人ペアと決勝まで当たらないようにするべきです。そのためには各国(WCを除いて)1ペアしか出場できない(WRポイントの高い)グランドスマッシュにみわひなペアで出場して結果を出し続ける必要があります。どのペアを出場させるからは日本代表監督が決めますが、みわひなペアのWTT初登場でのシンガポールスマッシュ2026優勝は、強烈なアピールになったはずです。

ロサンゼルスオリンピックには混合ダブルスもあります。世界ランク8位以内のペアがいる国は、追加でもう1ペア出場可能です。現在松島輝空/張本美和ペアが日本最強ペアで、グランドスマッシュではこのペアをメインで起用して行くと思います。するとほぼ確実に日本はもう1ペア混合ダブルスペアを出場可能になりますが、メダルを目指すなら有利なシードを得るためにWRを上げておきたいです。

早田ひな選手推しの僕は、とがひなペアに2組目を目指して欲しいです。そしてチャンピオンズはシングルスだけ、グランドスマッシュは1ペアしか出せないため、とがひなペアがWRポイントを得るには事実上、コンテンダーシリーズに出るしかないです。

WTTシリーズ

WTTシリーズ上位大会の開催数が2023年までより大幅に増えたことから、2025年は取り組み方が変わります。

グランドスマッシュ+チャンピオンズ

年間大会開催日程のうち、グランドスマッシュとチャンピオンズに色を付けています。ファイナルズはおまけですが、出場できないようでは困ります。

グランドスマッシュ+チャンピオンズの開催日程

グランドスマッシュとチャンピオンズにはPDR(WR20位以内の選手の出場制限)がないため、(事実上)日本人選手上位4名以内なら自動的に出場できます。

これら10大会にはもれなく出場すると思っていましたが、驚いたことにチャンピオンズ重慶をキャンセルしました。チャンピオンズを辞退してまで取り組みたいことがあるということですね。

グランドスマッシュとチャンピオンズは、最低でもベスト8、できれば準々決勝の壁を越えてベスト4に進出したいものです。でもそのためには強くなるしかありません。

コンテンダーシリーズ

スターコンテンダーのPDRは8名で、その8名の選択権はホスト国にあります。そのためWR5位でエントリー希望を出してもホスト国に蹴られるかも知れません。

コンテンダーのPDRは4名で、その4名の選択権はホスト国にあります。そのためWR5位でエントリー希望を出してもホスト国に蹴られるかも知れません

WRポイント付与ルールの改定により、コンテンダーは無視していいと思います。スターコンテンダーは、状況を見ながら、混合ダブルスのことも考慮しながら判断することになると思います。

コンテンダーシリーズの開催日程

ファイナルズ

2025年から出場資格付与ルールが変わりました。今年はWRを落としており、ファイナルズ出場は厳しいかと思われた時期もありましたが、11月4日に11番目で出場権を獲得しました。

WTTシリーズの年度締めの特別な大会に、せっかく出場できるのですから、ノープレッシャーでベスト4を目指したいものです。

優勝で1500ポイント、ベスト8で265ポイントが付与されます。

ITTF・ATTU主催の大会

アジアカップ、ワールドカップ個人戦、世界卓球選手権大会(団体戦)、アジア競技大会、アジア選手権大会(個人戦)、混合団体ワールドカップが対象です。

ITTF・ATTU主催の大会の日程表

アジアカップ

早田ひな選手は予選ラウンドを1位で通過しましたが、決勝ラウンドの初戦で陳熠選手に負けてベスト16でした。

ワールドカップ個人戦

出場します。大会の仕様が改定され、普通の大会になりました。ベスト4以上を目指したいです。

優勝で1500ポイント、ベスト4で680ポイントが付与されます。

世界卓球選手権大会(団体戦)

2026年の世界卓球は団体戦です。出場予定です。張本美和選手とのダブルエースで打倒中国を目指して欲しいです。

団体戦ですが、貢献度に応じてポイントが付与されます。でも相対的にポイントが少ないので、今大会はポイントよりチームの優勝ですね。

アジア競技大会

まだ出場資格を得ていません。シングルスは2枠しかありませんが、目標通りに強化できれば大丈夫です。なお優勝しても500ポイントしか付与されないため、今大会はポイントより勝負です。

アジア選手権大会

まだ出場資格を得ていませんが、大丈夫でしょう。なお優勝しても500ポイントしか付与されないため、今大会はポイントより勝負です。

混合団体ワールドカップ

ロサンゼルスオリンピックで混合団体が採用されるため、2025年に続いて非常に重要な大会になります。もちろん出場と主力として起用されることを目指します。

現在の状況

2月末現在

  • シンガポールスマッシュ2026で蒯曼戦の死闘を乗り越えたことによりリミッターが解放され、孫穎莎戦でパリオリンピック後(=早田ひな史上)最強の早田ひな選手を見た気がします。苦しかったドローを勝ち上がり、孫穎莎選手と対戦して手応え、自信、課題を得られたことは、ダブルスの優勝に匹敵する大きな収穫になったことでしょう。
  • その結果、WR9位、日本人選手2番手に復帰しました。
  • ダブルスではWTT初登場のみわひなペアで、蒯曼/陳熠ペア、長﨑美柚/申裕斌ペアを倒して見事優勝しました。みわひなペアが強いことはパリオリンピックと混合団体ワールドカップのプレーから分かっていましたが、その期待通り今大会でも実力・対応力の高さを発揮しました。
  • WTTチャンピオンズ重慶2026をキャンセルしたので、次の国際大会は3月末からのワールドカップマカオ(個人戦)です。またTリーグシーズン最終戦とセミファイナル・ファイナルがあります。

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