2026年10月にウズベキスタン開催されるアジア選手権大会(個人戦)のシングルス枠は5名ですが、うち1枠は全日本選手権大会優勝者である張本美和選手が獲得済みです。もう1枠は2026年アジア選手権大会代表選手選考会の優勝者に付与されます。残り3枠はWRで決まります。
このアジア選手権大会(個人戦)に出場して勝ち進むと、2027年世界卓球選手権大会(個人戦)の出場資格が付与されるため、2026年アジア選手権大会(個人戦)の出場権獲得は非常に重要です。
早田ひな選手はWRでの選考を狙えるため、負担の大きい国内選考会を回避すると予想していましたが、挑戦することにしたようです。
準々決勝までは良かったのですが、準決勝で赤江夏星選手の勢いを抑えられず、いつもの早田ひな選手らしさを出せないままストレート負けを喫してしまいました。狙っていた優勝には届きませんでしたが、意味のある挑戦でした。
*アイキャッチ画像はテレ東卓球情報のXポストからの引用です。
2026年アジア選手権大会(個人戦)の選手選考基準
全日本選手権大会優勝者、この選考会の優勝者、WR上位者から3名の合計5名が選考されます。個人戦だし、2027年世界卓球選手権大会(個人戦)の出場資格に直結するため、推薦枠なしです。
大会概要
- 期間:2026年5月26日、27日
- 場所:所沢市民体育館(埼玉県)
- 試合方法:24名を8グループに分けてリーグ戦を行い、各グループ1位の選手8名で決勝トーナメントを行う。
- 試合形式:全試合5ゲームマッチ
- 参照:日本卓球協会公式サイト
ネット中継
テーブルは男女合わせて8台ありましたが、テレビ東京卓球チャンネルが2テーブルをネット中継してくれました。中継予定の試合が終わっても、他のテーブルで試合が進行中だったらそちらを映してくれるなど、2ストリームしかない中で最大限の配慮をして頂きました。
また、中継対象外の試合映像も(ストリーミング用でないカメラで収録)アーカイブして頂き、感謝しかありません。
出場資格者
出場資格者は次の順番で24名に達するまで選出します。
- 2026年全日本卓球選手権大会一般の部シングルスベスト8以内の選手
- 選考会開催の30日前が含まれる週の世界ランキング20位以内に入る選手のうち、上位より最大4名
- 2025年全日本社会人卓球選手権大会シングルス優勝者
- 2025年全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)シングルス優勝者
- 2026年全日本卓球選手権大会ジュニアの部ベスト4以内の選手
- 2025年世界ユース選手権大会U19・U15シングルス優勝者
- 2026年アジアユース・世界ユースU18日本代表国内選考会優勝者
- 2026年アジアユース・世界ユースU15日本代表国内選考会優勝者
- 以下省略
出場選手
次の22名です。小塩悠菜選手は直前で辞退、橋本帆乃香選手、麻生麗名選手は国際大会からの帰国便の大幅な遅延によりやむなく辞退となりました。
- 早田ひな、横井咲桜、木原美悠、長﨑美柚、
橋本帆乃香、赤江夏星、面田菜巳、小塩悠菜 - 松島美空、高森愛央、高橋青葉、石田心美、面手凛、
麻生麗名、笠原明日香、大野紗蘭 - 平野美宇、牧野美玲、岩見香蓮、伊藤友杏、竹谷美涼、佐沢夏琳、瓜生日咲、新谷真奈、榎本和奏
大藤沙月選手、佐藤瞳選手、芝田沙季選手、伊藤美誠選手はエントリー時点で回避したようです。
大会前日のインタビュー
このインタビュー動画撮れるのはテレ東だけ。他社には無理。
組み合わせ抽選会
組み合わせ抽選会は大会当日に会場にて行われました。
ドローは次のルールで行われました。
- 出場選手名簿順上位8名はドローなしで8グループに振り分け。
- 以降出場選手名簿順に8名ずつドローを行う。
- ただし所属(母体)が同じ選手が同じグループに入らないようにドローされるグループとドロー順を調整。
所属(母体)が同じ選手が同じグループに入らないようにするのは、過去に開催された同種の選考会でも採用されていたものです。
組み合わせ抽選結果
ドロー(組み合わせ抽選)結果です。
A:早田ひな、岩見香蓮、伊藤友杏
B:横井咲桜、笹尾明日香、新谷真奈
C:木原美悠、平野美宇、竹谷美涼
D:長﨑美柚、高橋青葉、榎本和奏
E:赤江夏星、牧野美玲、花沢夏琳
F:面田菜巳、面手凛
G:松島美空、石田心美
H:髙森愛央、大野紗蘭、瓜生日咲
辞退者が出たためF、Gグループは2選手のみです。
予選リーグ:通過
早田ひな選手、笹尾明日香選手、木原美悠選手、長﨑美柚選手、赤江夏星選手、面田菜巳選手、石田心美選手、髙森愛央選手が決勝トーナメントに進出しました。
Aグループ第1試合
伊藤友杏選手(香ヶ丘リベルテ高校)との対戦でした。

快勝でした。早田ひな選手は仕上がり良さそうです。
フル動画。
Aグループ第3試合
岩見香蓮選手(桜丘高等学校)との対戦でした。

快勝でした。早田ひな選手、両ハンド安定しています。
フル動画。
予選リーグ終了後の会見で
世界卓球2026ロンドン大会(団体戦)の決勝のことを話題にされ、また悔し涙を流したようです。試合で負けてもあまり落ち込まないと話していた早田ひな選手ですが、余程凹んでしまったのでしょう、練習再開までに日数がかかったそうです。
このロングインタビュー必見です。早田ひな選手はいつも通り率直・素直・前向き・卓球が大好きです。
上記インタビューの記事です。
試合結果一覧
公式記録。
こちらの表が見やすいです。
決勝トーナメント:準決勝敗退
ドローは好ましいシードで行われました。これは納得性が高いです。

ドロー結果です。

早田ひな選手は準決勝で赤江夏星選手の勢いを抑えられず、いつもの早田ひな選手らしさを出せないままストレート負けを喫してしまいました。
準々決勝
髙森愛央選手との対戦でした。2026年全日本選手権大会で対戦しています。

ストレート勝利でしたが、2ゲームがデュースという際どい試合でした。髙森愛央選手、強かったです。
- 第1ゲーム、球質が合わないのか両ハンドのオーバーミスが目立ち、甘いボールを強打されて接戦になります。10-6と大量リードしたものの、デュースに持ち込まれます。10-10から難しいラリー戦を制し、最後ミドルを突いて「ナイス!」と吠えます。このゲームを落とさなかったのは大きかったです。
- 第2ゲーム、競った展開が続きますが、終盤抜け出して11-7でこのゲームも取ります。早田選手、良く声が出ています。
- 第3ゲーム、接戦で点差が開かない展開が続きます。まだ髙森選手のサーブに苦労しています。9-10と先にゲームポイントを握られますが、チキータレシーブでエースしてデュースにします。10-10から引き出しの多さを見せて12-10で勝ち切りました。
ちょっと運が足りなかったら負けててもおかしくない試合でした。勝てて良かったです。
フル動画。
勝利の瞬間。
準決勝
赤江夏星選手との対戦でした。2026年全日本選手権大会で対戦しています。

絶好調の赤江夏星選手の勢いを抑えることができず、早田ひな選手らしくない負け方をしてしまいました。
- 第1ゲーム、接戦で7-7まで競ります。9-7にしたところまでは良かったのですが、そこから4連続失点してしまい、9-11でこのゲームを落とします。
- 第2ゲーム、いつもの早田選手らしさに欠けるプレーが多く、試合をコントロールできません。悪いときの早田選手が出てしまい、8-11でこのゲームも落とします。
- 第3ゲーム、より攻撃的になった赤江選手に押されっぱなしになり、あっさりと5-11でストレート負けを喫してしまいました。
赤江夏星選手が強かったのは確かですが、いつもの早田ひな選手らしさがほぼ見られない、勝てる要素がない試合でした。この悔しさを糧に、6月の遠征(赤江夏星選手が練習パートナーとして帯同)で結果を出せるよう頑張りましょう。
フル動画。
試合後のインタビュー。必見です。
試合結果を伝える記事。
まとめ
- 準々決勝までは良かったのですが、準決勝で赤江夏星選手の勢いを抑えられず、いつもの早田ひな選手らしさを出せないままストレート負けを喫してしまいました。
- 早田ひな選手は予想通り優勝を狙っていたとのことで、準決勝で(自分らしさを出せず)負けってしまって目を真っ赤にしていました。世界卓球団体戦の決勝で2点落としたことをまだ引きづっているようですが、負けた後のインタビューでは次に向けて前向きな発言をしていたので大丈夫です。
- 優勝したのは長﨑美柚選手でした。心身ともに充実している印象です。優勝、そして2枠目のアジア選手権大会出場権獲得に相応しいパフォーマンスでした。
- アジア選手権大会の出場枠は残り3つです。WRで張本美和選手と長﨑美柚選手を除いて日本人選手上位3名に入っていれば出場できます。
- この選考会に挑戦したことで得られたものを消化・吸収して、さらなる強化に向けて再始動して欲しいです。
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